「1日200人以上」松山のクリニック インフル患者で“パンク状態”「経験したことない状況」【愛媛】
テレビ愛媛
愛媛県でもインフルエンザの感染拡大が止まりません。県が9日に発表した年末の言い医療機関の平均は、統計が始まった1999年以降で最多になりました。松山市内の医療機関も9日、対応に追われました。 医療スタッフ: 「A型のインフルエンザが出てしまいました」 駐車場で発熱などを訴えた人を検査するとインフルエンザの陽性が判明。愛媛ではインフルエンザの感染者が去年12月上旬から急増。松山市内のささき内科クリニックも人の往来が増える年末年始から、かなりひっ迫した状況だったといいます。 佐々木憲二院長: 「1日連日200名以上になりまして、かなりパンク状態で時間外まで夜遅くまで見ないとなかなか追いつかない状況」 年末年始の多い時には、1日に200人以上の患者が訪れ3~4時間ほどの待ち時間が発生したことも。これまでに体験したことのがない状況だったといいます。 愛媛県によりますと12月29日までの1週間、県全体で1医療機関あたりの85.02人の感染を確認。前の週よりも一気に32.34人増え1999年の統計開始以来最多になりました。保健所別では松山市91.25人、特に西条や今治では実に100人を超えています。 車で検査した20代女性: 「38度ですね。きのう位からノドが痛くて夜に微熱が出始めたって感じです。マスクはずっとしてて手洗いうがいも帰ってからはしてたんですけど、かかっちゃいました。(感染経路は)公共交通機関かなって感じはしてる」 さらに今後懸念されるのがインフルエンザと新型コロナの同時感染です。 佐々木憲二院長: 「どうやら年末年始の移動からここ一週間10日位、体感的にはだいぶ(新型コロナが)増加してるようなイメージがあります。同時感染をされる方をちらほら見るような状況です」 このクリニックでは年明け以降、2つの感染症に同時にかかってしまうケースも増えているということです。感染予防に気を付けていることは。それは相手と話をする時の「体の向き」です。 佐々木憲二院長: 「患者さんが発する呼気を直接吸入しないよう、顔の向きだとか体の向きだとかを非常に気を付ける」 またできる限り、外出する際にマスクを着用するよう求めています。猛威をふるうインフルエンザ。新型コロナなどとの同時感染が広がる可能性もあり、今後さらに注意が必要です。 #愛媛県 #松山市 #インフルエンザ #新型コロナ #感染症 #感染 #ウイルス #予防 #患者 #病院 #クリニック #統計 #調査
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