医療機器などからの排熱を暖房や給湯に再利用 病院で活用“リサイクルエネルギー”の技術 二酸化炭素排出量も減量効果 北海道帯広市
北海道放送(株)
医療機器などたくさんの設備が集まる病院。そこで排出される熱を再利用する最新の技術が帯広市の病院に取り入れられています。 約650床の病床数を誇る、帯広厚生病院。 ここで導入されているのは…。 東海大学建築都市学部建築学科 山川智教授 「こちらが熱回収ヒートポンプになります」 東海大学の山川智教授らが確立したリサイクルエネルギーの技術です。 大規模な病院には、医療機器や病院食を作るちゅう房など熱を発する設備が多くあります。 この病院では、発生した熱を集め、熱を回収する装置を使って冷却。、回収した熱をリサイクルエネルギーとして暖房や給湯に再利用し、エネルギーの消費量を削減しています。 一般的な病院と比べ、二酸化炭素の排出量を年間で800トンも減らしました。 今年、空調の分野で世界で最も権威のある学会の最優秀賞に輝いた技術です。 東海大学建築都市学部建築学科 山川智教授 「帯広は、夏は非常に暑く、冬は寒さが厳しい条件。空調のエネルギーを減らすには、リサイクルエネルギーの活用だろうと」 この技術、今後は病院以外にもデータセンターなど排熱が求められる施設での活用を目指していくということです。
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