【速報】101人が集団食中毒、9歳から92歳まで 和歌山・日高川町の飲食店の弁当で下痢や嘔吐 調理事業者3人からノロウイルス検出
和歌山県で、9歳から92歳の、計101人が集団食中毒です。保健所は、日高川町の飲食店が調理した弁当が原因として、同業者に7日間の営業停止を命じました。 【食中毒】春の行楽シーズンからは“細菌性が増”下痢止めはNG?薬剤師である気象予報士が解説 県によりますと、今月13日に御坊保健所に、日高川町の飲食店「雲水」から、「10日に提供した弁当を食べた15~16人が嘔吐や下痢の症状」と連絡がありました。 保健所の調査で、同業者が4月10日から12日に調理した弁当を食べた154人のうち101人が、同じような症状になったことが判明したということです。 弁当の種類は複数あり、共通の食材はないとみられるということです。また複数の有症者と調理従事者3人から、ノロウイルスが検出されたということです。 保健所は、この飲食店が調理した弁当を原因とする食中毒だと断定、雲水に7日間の営業停止を命じました。
ノロウイルスに注意
ノロウイルスは、急性胃腸炎を起こすウイルスで、冬場に多く発生しますが、一年を通して発生します。 抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は、重篤な症状になることがあります。 保健所は、「帰宅した際やトイレのあと、調理の前、食事の前は、石けんを使って手をよく洗うこと」や、「まな板などの調理道具を十分に洗浄し、熱湯や台所用漂白剤で消毒すること」など、注意を呼びかけています。