【知らないと不動産会社に騙される!】物件の内見で本当に見るべき3つのポイント
近年、日本には不動産バブルが到来している。加えてマイナス金利の解除も決定し、そろそろ家を買おうと考えていたが、「今はタイミングじゃないのでは?」と不安に感じている人も多いのではないだろうか。そんな住宅購入を不安に感じる人の悩みを解決ためにこの春『本当に家を買っても大丈夫か?と思ったら読む 住宅購入の思考法』が発刊される。本記事では発刊に先立ち、本文の一部を抜粋、一部再編集してお届けする。 ● これだけは見ておくべき内見のポイント マンションの内見で必ず見るべき大事なポイントは3つあります。その3つを知らないと、判断基準もないままに物件を選ぶことになってしまい、大きな後悔につながってしまいます。最近はリノベ済み物件の増加に伴い、見た目に騙されてしまうケースも散見されます。 特に、「家は資産性も重視したい」という方は必ず押さえておくべきことですので、ぜひこの際にチェックしてみてください。 資産性とは、多くの場合「変えようがないもの」を指します。住宅も同じです。ですから、内見時は次の3つを確認しましょう。 ・日当たり ・通風 ・眺望 これらの3つは、自分の力だけではどうにもなりません。逆に、それ以外の部分は、概ね将来的なリフォームで改善できる可能性もあります。それほどに、この3つだけはリフォームしても劇的に改善されることはありません。 日当たりや眺望(主にマンション)がいい物件を持っていれば、古くなっても、リフォームすればいいだけだから住みたいと思う人は出てきます。大事なのは、現在の綺麗さに惑わされるのではなく、家の本質のところに目を向けることです。
● 「眺望」は必ずしも大パノラマでなくてよい 日当たりについては必ずしも南向きである必要はありませんが、主採光面(一番窓が大きいところ)の前に日当たりを遮るような建物がないか(もしくは今建てていないか、現状わかる建築計画がないか)を確認しましょう。 また、古い物件に多いですが、窓の位置が低い場合も方角によっては日当たりが悪くなりやすいので確認が必要です。 通風については、理想は一直線で風が通るような間取りが理想的です。ただ、角度がついてしまっていても問題ありません。一方で、大通り沿いや高速に近いという理由から、騒音や排気ガスの影響で窓を開けづらい家や、前にビルが立っていて風通しが悪い家は慎重に検討することが大切です。 最後は眺望です。これは好みにもよりますが、座った状態で空に向けて目線が抜けるような眺望が理想的です。逆に目の前にビルがある訳ではないが、窓から空が見えにくい部屋、となると開放感を感じにくくなります。 と、ここまで言っておいてなんですが、すべてが100点満点の完璧な家はありません。程度の問題はあります。チェックポイントを理解したうえで、自分として許容できると思えれば、将来売却するにしても次の人が同じように思ってくれる可能性は多々あります。しゃくし定規な考え方になりすぎないようにしましょう。
江口亮介