「何も目標がなくて頑張れる人っていない」金メダリスト柔道・阿部一二三選手のつらい練習の乗り越え方とは「きょうの練習を頑張ればおいしいご飯食べられる」
東北放送
オリンピック柔道男子66キロ級で2連覇を果たした阿部一二三(ひふみ)選手が7日、東北高校で講演し、「自分を信じることの大切さ」を生徒に伝えました。 【写真を見る】「何も目標がなくて頑張れる人っていない」金メダリスト柔道・阿部一二三選手のつらい練習の乗り越え方とは「きょうの練習を頑張ればおいしいご飯食べられる」 ■一二三選手登場! 仙台市青葉区にある東北高校の体育館に登場した阿部一二三選手。 今年のパリオリンピック™柔道男子66キロ級で金メダルを獲得し、東京オリンピック™からの連覇を成し遂げました。 阿部一二三選手(27): 「1年くらい勝てない時期がずっと続いてすごいつらい時期があったんですけど、その時期でも自分の信念というか自分を信じてやってきて」 阿部選手は、東京オリンピック前に勝てない時期が続いたと当時の苦悩を明かし、自分を信じて乗り越えてきたと語りました。 ■勝てないときに「心に持った」ことは… 阿部一二三選手(27): 「僕は試合に負けても自分が一番強いと思って練習してきたし、試合も大会も出ていたのでプラスに。結果が悪かったとしても自分が一番というのを心の中に持つと大きい壁を乗り越えられる」 つらい練習は、どのようにすれば乗り越えられるかという生徒からの質問には、小さくても目標を見つけることが大切と語りました。 阿部一二三選手(27): 「僕だったら減量しているときにつらいなと思っても、きょうの練習を頑張ればおいしいご飯食べられるとか、ちょっとでいいから目標というか、自分で頑張れる理由をみつけられたら、心が折れそうな時も頑張れる。何も目標がなくて頑張れる人っていない」 1年生から3年生までおよそ700人の生徒が、世界を制した阿部選手の話に聞き入りました。 東北高2年柔道部 戸井田悠暉さん(17): 「自分のこれからの柔道人生に生かすものばかりだったので、この貴重な時間を自分にしっかり取り入れていきたい」 東北高校2年女子バスケ部 大場美緒さん(17): 「努力することを忘れずにこれからも練習に励んでいきたいと思いました」 会場では阿部さんの金メダルも披露され、生徒たちは、講演を通して緊張やプレッシャーに打ち勝つための方法なども学んでいました。東北高校では、夢や目標を持つ大切さを学んでもらおうと、5年前から毎年、アスリートやメダリストを招いて講演会を企画していて、今年は阿部一二三選手にオファーを出し講演が実現したということです。
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