ストロングスタイルプロレス平井丈雅代表をどう喝する村上和成（左）

　ストロングスタイルプロレス（SSPW）のレジェンド王者で「平成のテロリスト」の異名をとる村上和成（50）が、SSPW平井丈雅代表をどう喝する“事件”を起こしていた！？ 　事の発端は今月15日。初代タイガーマスク・佐山サトル率いるSSPWは「ストロングスタイルプロレスVol.31」（11月5日、新宿FACE）の対戦カード発表会見を行った。村上はダーク・ウルフと組んでスーパー・タイガー＆関本大介と対戦することが発表された。だが会見場に村上の姿はなし。永田裕志を相手の防衛戦を期待していた村上は、対戦カードを知って「自分が思っていた相手と違う」と激怒。会見をボイコットし、帰ってしまったのだ。 　そして村上は21日、ついに実力行使に出た。都内のSSPW事務所を“襲撃”。ドアをドンドンたたきながら「平井出てこい！」と連呼した。事務所に人の気配はなかったが、村上が平井代表に電話をかけると、なぜか近くから電話音が…。村上は「お前、居留守使ってんのか、このタコ。上等だ！　お前、もう俺、試合出んからな」などと暴言を吐きながら、紙に「でんわにでろ！！」と書いて、SSPW事務所のドアに張り付け、その場を去った。 　しばらくすると平井代表が事務所の中から現れた。村上が書いた「でんわにでろ！！」の紙をビリっとはがすと、もう村上とは縁を切るとばかりに、大きく「出禁」と書いた村上の写真を事務所のドアにペタリと張った。だが実は村上はまだ物影から平井代表のことを見ていたのだ。 　村上はここぞとばかりに現れ、平井代表の首根っこをつかむと「俺、試合に出んよ。お前、カード発表する前に俺に連絡してねえだろ。勝手に発表したんだから出ねえぞ」などとまくしたてた。すると平井代表は「佐山先生の一番弟子とご自身で公言されるのであれば、しっかりと試合に出るべきです」と震え上がりながらも説得。村上は返事を保留したまま、その場を退散した。 　その後、うわさをききつけて集まったメディアの前に姿を見せた村上は「あいつの“ベしゃり”に負けたな。佐山サトルっていうカード引きやがった。あいつもしかしたら選挙かなんかやってたかもしれないな。うまいこと言いやがって。まあ試合は出ますよ。男だから、出ます」と、態度を軟化させて11・5新宿FACE大会には出場すると明言。 　だが続けて「その試合がね、出して失敗したなと思う試合にしてやれば御の字なんで」とニヤリと笑った。今度は対戦相手のスーパー・タイガー＆関本大介の身が危険にさらされる可能性が出てきた。