デミ・ムーア62歳、初のゴールデングローブ賞受賞に歓喜「ああ、なんてことでしょう!」
『ゴースト/ニューヨークの幻』などで知られる俳優のデミ・ムーアさん(62)が現地時間5日、ゴールデングローブ賞の主演女優賞(ミュージカル、コメディ部門)を受賞。スピーチで喜びを伝えました。 【画像】ファッションの祭典『メットガラ』にハート型のドレスで登場したデミ・ムーアさん デミさんは映画『サブスタンス』(5月16日に日本公開)で、美と若さに執着する主人公を熱演。45年以上というキャリアで初めてゴールデングローブ賞を受賞しました。 壇上に呼ばれたデミさんは「ああ、なんてことでしょう! 本当に予想していませんでした。今はただただ、衝撃を受けています」と、喜びと驚きの声を上げました。 そして「30年前、あるプロデューサーに“あなたはポップコーン女優だ”と言われたことがあります。当時、私はそれをこのような(賞をいただくことは)許されないことだと解釈しました。成功する映画、大金を稼ぐ映画には出られるかもしれないけれど、認められることはないと。そして私はそれを信じ、受け入れてしまったのです」と、これまでを振り返り「どん底にいた時、魔法のように大胆で勇敢で型破りで、全くもってとてつもない脚本が私のところに舞い込んできたのです。それが今回の『サブスタンス』という作品です。宇宙が私に“あなたはまだ終わっていない”と告げたのです」と、作品との出会いに感謝を述べました。
■デミ・ムーア主演の映画『サブスタンス』とは
映画『サブスタンス』は、デミさん演じる元トップ人気女優エリザベスが、50歳を超え容姿の衰えと、それによる仕事の減少から、ある新しい再生医療に手を出す物語。作品は、第77回カンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞するなど注目されています。