台湾は「心が近い場所」 妻夫木聡 台湾人俳優との共演にも期待
(台北中央社)25日夜に開かれる映画の祭典「第60回ゴールデン・ホース・アワード」(金馬奨)授賞式でプレゼンターを務める俳優の妻夫木聡が24日午後、台北市内のホテルで記者会見に出席した。台湾について「来ると故郷に帰ってきたような気持ちにさせてくれる」、「心が近い場所」だと語り、台湾人俳優らとの共演に期待を寄せた。 妻夫木は中国語であいさつした他、「吃飽了(お腹いっぱい)」、「辛苦了(お疲れさま)」、「舒服(気持ちいい)」などの中国語を披露し会場を沸かせた。台湾のイメージについては「人が優しいし温かい」と語った。 映画に関しては役者以外に「自分で企画を立てて映画を作るということは挑戦したい」とし、「台湾で映画を撮りたいなと思っていて企画を立てたこともあった」と明かした。それぞれに痛みを抱えた人たちが今の台湾を生きる群像劇で、最終的にはコロナの影響で立ち消えになってしまったとしながらも「また再度挑戦したい」と意欲を示した。 また共演したい俳優を聞かれると、台湾映画「ひとつの太陽」(陽光普照)に出演したリウ・グアンティン(劉冠廷)やグレッグ・ハン(許光漢)の名を挙げた。 (王心妤/編集:齊藤啓介)