衆議院選挙 投開票まで1週間を切り候補者が各地で支持を呼びかけ 舌戦繰り広げる【佐賀県】
サガテレビ
衆議院選挙は、投開票まで1週間を切りました。初の週末には候補者が各地で支持を呼びかけ、舌戦を繰り広げています。熱を帯びる選挙戦、それぞれの動きを追いました。 自民党・前職の岩田和親さん51歳。選挙戦で重点を置くのは、大票田の佐賀市と鳥栖市。相手候補に133票差で敗れた前回も競り負けた地区です。 【自民・前岩田和親候補(51)】 「農家の皆さんの声を私が国政に届けていく。この役目を果たさせていただきたいんです」 県農政協議会から推薦を受ける岩田さん。与党議員として、農家の声を届けてきた実績をアピールします。 【自民・前岩田和親候補(51)】 「食料農業農村基本法、大事な法律の改正をいたしました。今からじゃあこれを具体的にどうやっいてくのかそのような議論を進めていく大事な時期です」 現在、3回連続での比例復活。政治生命をかけ、懸命の訴えを続けます。 立憲民主党・前職の原口一博さん65歳。こちらも、佐賀市と鳥栖市を中心に演説を重ねました。 【立憲・前原口一博候補(65)】 「神様が去年悪性リンパ腫という試練を与えて下さいました。皆さまのおかげでもう寛解しました」 体調面では悪性リンパ腫からの復活を強調し、街頭にも多く立ちます。国会議員の中でもトップクラスのフォロワーを持つ複数のSNSをフル活用し、幅広い世代に支持を訴えます。 【立憲・前原口一博候補(65)】 「国民たちには増税。自分たちは裏金。そしてこれ、税も払わなきゃいけませんから。不当なお金は返さなきゃいけないですよ。金返せでしょ」 20日の総決起大会には約300人が参加。自民党の裏金問題も痛烈に批判し、10期目への意欲をアピールします。 自民党・前職の古川康さん66歳。19日は雨が降る中、支援者に支持を呼びかけました。 【自民・前古川康候補(66)】 「私は私なりに県議のお力もお借りしながら、市長さんたちとも一緒になりながらさまざまなことにトライをしてきました結果を出してきました」 訴えるのは、与党議員としての役割と実績。地域の声を吸い上げ、政策に繋げてきたと強調します。 【自民・前古川康候補(66)】 「みなさま方の声を受けながらそれをしっかりと国に伝え形にしていく。このことを是非引き続き私古川康にやらせてください」 対立候補に連敗中の古川さん。一騎打ちの前回は約8400票差でした。巻き返しを誓い、懸命のアピールを続けます。 立憲民主党・前職の大串博志さん59歳。党の幹部として全国の応援に回る中、この週末が地元での最後の訴えとなりました。 【立憲・前大串博志候補(59)】 「皆さん不在にして大変恐縮ですが、残りの1週間力を貸していただけないでしょうか」 白石町での総決起大会では、“金で動く”政治から“声で動く”政治への変革を強調しました。 【立憲・前大串博志候補(59)】 「皆さんと同じ声をお持ちの方々と共に全国で政権交代の結果を出させていただきたいんです」 今後は、初めてとなる「本人不在」の選挙戦。7回目の当選を目指して残りの地元でのアピールを妻・佳子さんに託します。 共産党・新人の井上祐輔さん38歳。19日は武雄市や嬉野市を地元の市議らと回りました。演説では、「最大の争点は政治と金の問題。今の自民党政治を変えるチャンス」と訴えます。 【共産・新井上祐輔候補(38)】 「やはり自民党の裏金事件については多くの人が怒りを持っていると思いますし、これまでの自民党支持をしている、そういう方も含めて政治を変えてほしいということを強く願っている方が広がっているんじゃないかなと思いますので、そこを最後まで広げて頑張っていきたいなと思います」 時には車をとめ、歩いて有権者のもとへ。国政初当選へ向け、幅広い世代への浸透を図ります。 参政党・新人の下吹越優也さん31歳。決起集会などは開かず、街頭での演説に力を入れます。 【参政・新下吹越優也候補(31)】 「選択肢がなかった、佐賀に選択肢がなかったから参政党の下吹越優也は今回立ち上がりました」 19日は大票田の唐津市を中心に、減税や教育の充実をアピール。個人はもちろん、党の知名度アップも図ります。 【参政・新下吹越優也候補(31)】 「政治経験もない、マイクを持つのもこれで20回目くらい。全然経験ないけれどもみなさまにこの思いを伝えたいから今回挑戦しました」 「政治に無関心でも無関係ではいられない」選挙の経験はありませんが、新たな選択肢になるべく訴えを続けます。
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