放生若狭屋(射水)、新店舗で毎週末にマルシェ 富山に11月オープン、生産者と住民の交流図る
菓子製造販売の放生若狭屋(射水市善光寺・新湊、板谷達也社長)は11月2日、富山市秋吉に富山店をオープンする。幅広い世代が集い、ゆっくりと過ごす公園をイメージしたデザインで、毎週末にマルシェ(市場)を開き、生産者と客、住民らをつなぐ交流拠点にもしたい考えだ。 放生若狭屋は看板商品「かりんとうまんじゅう」を筆頭に、県産食材とのコラボ商品を続々と送り出している。新湊本店(射水市)のほか、富山市内や金沢市内に店舗を構える。 誰でも気軽に立ち寄れる場所をコンセプトに、新しい形態の店舗を検討。「若狭屋パーク」をテーマに多用途に対応できる富山店の新設を決めた。 交通量の多い大通りを避け、脇道に入った閑静な住宅街を出店先に選んだ。2124平方メートルの敷地に、遊びや休憩に使う起伏に富んだ緑地を整備。駐車場、店舗、緑地の中央に平坦な多目的スペースを設ける。木造平屋建て約200平方メートルの店舗には県産材をふんだんに使い、木のぬくもりを感じられる内装で、緑地を眺めながら飲食を楽しめるイートインコーナーを設ける。
マルシェは土、日曜を中心に開く計画。出店料は無料で、取引先に限らず青果物や加工品、雑貨など広く出店者を募る。板谷社長は「多くの出会いが生まれ、交流につながるはず。いつも楽しいことがある身近な存在でありたい」と話す。