元Jリーガー北井佑季は「人間じゃなくなるくらい強くなった」連係した同県の先輩レーサーが驚嘆/川崎競輪G3
川崎競輪「桜花賞・海老澤清杯(G3)」は5日、2日目を終えた。3日目11RのS級準決勝を走る内藤秀久(42歳・神奈川=89期)に話を聞いた。 内藤を表現するには「気合」や「ガッツ」という言葉がぴったり。脚力というよりはとにかく気合で走る選手で最後まで諦めない泥臭さが持ち味。 今節は落車明けということもあって万全ではないが、3着2着の勝ち上がりで準決勝まで駒を進めた。 2日目は任せた北井佑季が2周全ツッパ。がっちり最後までマークを決めて流れ込むレースだった。 「北井はいつも後ろを思ってレースをしてくれる。この半年で人間じゃなくなるくらい強くなったのは残念だけど」と冗談交じりもその走りを絶賛。しかし、あれを抜くのは相当な困難のようで「気合じゃどうにもならない(苦笑)。中割りとか得意なパターンになればワンチャンスあるのかな」と分析した。 今回は復帰戦。それでも本人は「練習をやってきたという自負がある。気持ちでは負けていない」と自分自身に気合を入れ直す。 準決勝は11Rに登場し、地元の青野将大とラインを組む。評価的には3番目の『第3ライン』だが、勝手知ったる地元バンクで鬼の突っ込みを披露する。(アオケイ・石濱記者)