和歌祭を前に和歌山大学の留学生らが「唐人」行列を披露
和歌山市の紀州東照宮で5月12日に開催される和歌祭(わかまつり)を前にした4月17日、和歌山大学の留学生らが、祭の演目の一つで西洋人を表現した「唐人(とうじん)」の衣装に身を包み、キャンパス内を練り歩きました。 和歌祭は、徳川家康をまつる紀州東照宮で毎年5月に行われている例大祭で、江戸時代の西暦1622年に始まりました。紀州の武士や紀州人の心意気を表現した渡御行列が見どころのひとつとなっていて、和歌山大学では、紀州経済史文化史研究所の吉村旭輝准教授らが、和歌祭の演目や祭り歌の復刻に力を入れています。 この日は、行列の演目のひとつで、鎖国以前に日本を行き来していたスペイン人やポルトガル人をイメージした、鮮やかな色合いの装束に身を包んだ「唐人」が披露され、インドやベトナムなどから来た留学生が、吉村准教授らが歌う「御舟歌」にあわせて、昼休みのキャンパス内を練り歩きました。 ウズベキスタンから来た留学生は「日本はホスピタリティに溢れて、優しい人の多い国です。和歌山で日本の歴史ある文化に触れられることを嬉しく思います」と話していました。