「10万円の法外な請求」被災した七尾市の住宅でブルーシート取り付けめぐり 契約解除の記載不備 神戸市の男4人を逮捕
石川県七尾市内で被災した家屋の所有者に、契約解除に関する記載がない書面を提示し、ブルーシートの取り付け工事を契約させたとして神戸市の男4人が逮捕されました。 特定商取引法の不備書面の交付などの疑いで逮捕されたのは、神戸市北区の会社役員 松永大輔容疑者(45)と、神戸市西区の自称アルバイト 横井太樹容疑者(43)、神戸市垂水区の自称自営業 古畑良士容疑者(35)、神戸市北区の自称リフォーム業 臼杵昌悟容疑者(26)の4人です。 4人は先月3日、七尾市内で被災した家屋を訪問し、市内に住む70代女性と60代男性の2人とブルーシートを取り付ける工事の契約をした際、本来必要な契約解除に関する事項が記載されていない書面を交付するなどした疑いが持たれています。 警察によりますと、契約を結んだ男性の親族から「ブルーシートをかけただけで10万円の法外な請求をされた」と相談があり、調べを進めて、4人の逮捕に至りました。警察は捜査に支障があるとして4人の役割や認否を明らかにしていません。 警察は4人が地震で屋根に被害のあった住宅を訪れ、ブルーシートを屋根にかけるだけの工事を繰り返していたとみて、余罪を詳しく調べています。
北陸放送