ショップ店員に聞く! イチ推しキャンプギア【WILD-1 越谷レイクタウン店】ランタンにもバッテリーにもなるマルチな道具が便利すぎる
たくさんのキャンプ道具と日々接しているアウトドアショップの店員さんに、いま注目しているおすすめ製品を紹介していただくシリーズ。今回は、WILD-1越谷レイクタウン店のキャンプ担当、田邉尚也さんに、「サイトの設営がグンと楽になる便利道具」をテーマに、注目のアイテムを選んでいただきました。 【写真】ポータブルバッテリーやブロアとしても使えるLEDランタンを見る(全7枚)
ブロワ、ランタンなど複数の機能をひとまとめ
キャンプ場に着いたら、まずはサイトの設営からスタートです。この設営が楽しくて、てきぱきと作業を進める人もいれば、設営は面倒くさいから、できるだけ人任せ、なんていう人もいるかもしれません。でも、どちらかといえば設営はラクなほうがいい、と多くの人が思うことでしょう。 そんな設営時、あるいは撤収時に重宝するアイテムを田邉さんが教えてくれました。それが、Mt.SUMIの「ハンディブロワ ランタン」(5478円※税込)です。「とてもコンパクトなのに、ブロワ、ランタン、ポータブルバッテリーといった機能をひとまとめにした便利アイテムなのです」(田邉さん)
電動送風機能でエアマットへの空気入れもラクラク
まず、設営ではブロワ機能が重宝します。「例えば、テントで使うエアマットへの空気入れはけっこうな重労働ですが、ブロワの送風機能を使えば、短時間で手間なく空気を入れることができるのです」(田邉さん) 電動で空気が入れられますので、エアマットだけでなく、浮き輪やボートなどもラクラク膨らますことができます。また、シートの上の枯れ葉や、テントなどについた水滴を吹き飛ばすことも簡単。火起こしをする際には、うちわ代わりとしても使えます。 さらに、「吸気機能も備えていますから、エアマットの空気を抜くときにも重宝します」(田邉さん)。これなら撤収時にも便利ですね。ちなみに、本体のサイド側にあるのが送風口、トップ側にあるのが吸気口で、それぞれ付属のブロワノズル(5種類)を装着して使用します。
ランタンやポータブルバッテリーとしても活躍
活躍するのは、設営・撤収時だけではありません。キャンプ中は、ランタンとして利用できます。「3段階の調光機能を備え、クールとウォームの2種類の調色も可能なので、場面によって光を使い分けることができます」(田邉さん)。高モードで最大150lm(ルーメン)という十分な明るさを備えていますので、トイレなど夜間の移動時にも役立つでしょう。 また、いまやなくてはならないポータブルバッテリー機能も搭載しています。バッテリー容量は4000mAhで、これはスマホを1回充電できる容量です。こういった機能が付いていると安心感につながりますので、とてもうれしいですね。 本体への充電は、USB端子経由で約3時間。「ソーラー充電もできますので、いざというときの備えとしてもおすすめです」(田邉さん)。なお、防水性能はIPX4で、多少の雨や水しぶき程度なら問題ありません。 本体サイズは、幅73mm×奥行き48mm×高さ133mmで、重量は約282g。片手で扱えるほどコンパクトで軽量ながら、できることが詰まっています。キャンプだけでなく、車内や机まわりの掃除など日常的にも使えますので、持っておいて損はない、頼りになる一台です。
吉田正之