熱海富士の後輩・松本「目標は貴景勝関」 伊勢ケ浜部屋入門会見
今春、飛龍高を卒業し、大相撲の伊勢ケ浜部屋入りを決めた松本莉音(18)の入門会見が23日、同校で行われた。会見には伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)も同席。「貴景勝関のような前に出る相撲を目指したい」と、松本が現役大関を目標の力士に挙げた。 幕内の熱海富士(21)、翠富士(27)ら、高校の先輩が多数在籍する部屋に入門する。同校からは同級生の鈴の富士(18)が一足早く入門、今年の初場所で前相撲デビューを果たした。左足首の故障を抱えていた松本は、焦る気持ちを抑えて治療を優先。「(ケガは)もう完治しました。追いつけるように頑張りたい」と、話した。 伊勢ケ浜親方も松本に期待を寄せる。175センチ、145キロの体を眺めながら「将来性、伸びしろは十分。稽古を見ていいところを伸ばしていきたい」。しこ名については「まだ決まっていない」と前置きしながら、候補のひとつとして「富士宮出身なので、宮の富士なんかいいかな」と、提案した。 今後は25日に同部屋入り。来月2日の新弟子検査に合格すれば、同12日が初日の夏場所で前相撲デビューとなる。「大相撲入りという夢がかなったので、次は関取という夢をかなえたい」と、角界での活躍を誓った。
報知新聞社