久保建英＝2024年9月5日

　【ジッダ（サウジアラビア）9日＝岩田千代巳】MF久保建英（23＝Rソシエダード）が、敵地でサウジアラビアに勝てない過去を意に介さなかった。 【写真】ハイブランドのリュックを背負う私服姿の久保建英 　サッカー日本代表（FIFAランキング16位）は10日（日本時間11日深夜）は、キング・アブドゥラー・スポーツシティでサウジアラビア代表（同56位）と対戦する。 　敵地ではサウジアラビアに過去3戦で3敗。勝てば1つの歴史になるが、久保は「統計学的に言えば、いつか勝てるものだと思いますし。すべてデータなので。あまり気にせずに」と冷静で「別に勝ったからといって、ちっぽけなことを見てる選手はいないと思うので。それが、歴史を変えるみたいな、大々的に報道されても、僕らにとってはプラスではないとは思う。しっかり勝ち点3を取れれば」とメディアに注文を付けた。 　最終予選は9月の中国戦、バーレーン戦で大勝発進した。10月のサウジアラビア戦、オーストラリア戦（15日・埼スタ）は前半のヤマ場だ。久保は「前回の2チームとはレベルが違う」と位置付け「チームとしてどういう戦い方をするかは分からないですけど。個人的には満員で、アウェーでという方がいいプレーをしがちなので。そっちの方が僕的にはうれしい」と完全アウェーを歓迎した。 　日本は2連勝でC組首位で、サウジアラビアは1勝1分けで同2位だ。久保は「勝たないといけないのは向こう。多分、向こうの方がじれてくるんじゃないですかね、0－0でいったら、とは思っていますけど。いざ、チャンスがあったら、いつも通りのプレーをすれば問題ないかなと思います」と話した。