衆院選総合選挙対策本部の会合であいさつする野田佳彦代表。左は本部長代行の小沢一郎衆院議員（撮影・中山知子）

　立憲民主党は7日、国会内で衆院選（15日公示、27日投開票）に向けた総合選挙対策本部の初会合を開いた。 　本部長を務める野田佳彦代表は「いよいよ解散ということで、フル回転で頑張っていかないといけない。私も代表就任後、首都圏の新人や元職などの、朝の街頭のお手伝いをなるべくするようにしたが、私だけではとても手が足りない」と述べ、出席者に協力を求めた。その上で「（衆院選に向けては）どうしても調整することがいっぱいある。小沢先生には個別にお願いさせていただいている」と述べ、本部長代行に就任したベテランの小沢一郎衆院議員に、候補者調整について対応を依頼していることを明かし「一丸となって勝利に向けてまい進しましょう」と述べた。 　出席者によると、この日の会合では公約や広報戦略、幹部遊説などについて説明があったほか、現在党として203選挙区、204人を擁立していることの報告が出たという。 　野党との候補者調整に期待が寄せられている小沢氏は3日の取材に、自身が就任した代表代行の権限について具体的な指示は受けておらず、権限がどこまであるのかも「分からない」と述べていた。 　この日、小沢氏から発言はなかったという。出席者は「事前にみんな（本部のメンバーが）小沢さんのところにあいさつに行った上で、今日の会合に臨んでいる。（小沢氏に）いろんな力を借りたい」と述べた。