旧経営陣による迂回融資10億円超か 不正の隠ぺいも いわき信用組合 (福島)
福島放送
いわき信用組合でこの16年の間に旧経営陣による不正や不正の隠ぺいがあったことが分かりました。 10億円を超えるとみられる迂回融資があったことも明らかになりました。 いわき信用組合の本多洋八理事長 「組合員の皆さま、そしてお取引をいただいているお客様、そして地域の皆さまにまずは謝罪させていただきたいと思います。本当に申し訳ございません」 いわき信用組合は15日会見を開き、3件の不正について発表しました。 1件は2008年から当時の代表理事らによって続けられていた迂回融資で、取り引き先企業の赤字補てんを目的として、10億円を超える資金を個人名義で融資していたということです。 他の2件は元職員2人による横領で、4500万円を自分の口座に移動させたり、金庫にあった現金20万円を抜き取るなどしていて、それぞれ旧経営陣や支店長によって隠ぺいされていました。 10月初めにSNS上で元職員を名乗るアカウントが組合を名指しした上で、「不祥事を隠ぺいしている」と投稿したことから内部調査を進めた結果、不正が明らかになりました。 いわき信用組合は、弁護士と公認会計士から成る第三者委員会を設置し、不正の事実関係や他にも同じような事案がないか調べることにしています。