テスラ、2月の中国出荷台数は約1年ぶり低水準-株価7%超の下落
(ブルームバーグ): テスラの2月の中国出荷台数は約1年ぶりの低水準に落ち込んだ。4日の米株式市場でテスラ株は一時7%を超える下落と、S&P500種株価指数構成銘柄で特に大きな下げとなっている。
全国乗用車市場情報連合会(乗連会)が4日発表した暫定データによると、2月のテスラ上海工場からの出荷台数は6万365台。前月比では約16%減少し、2022年12月以来の低水準となった。前年同月比では19%減。
中国では、春節(旧正月)期間中は総じて自動車販売が低迷する。また世界中の多くの市場と同様、電気自動車(EV)の成長は減速している。
比亜迪(BYD)など国内勢による圧力の高まりに直面しているテスラは、中国での販売促進を目指し、さまざまなインセンティブを打ち出している。
苦しんでいるのはテスラだけではない。BYDの2月の自動車販売台数は12万2311台と、前年同月比で37%減少した。
原題:Tesla Is Biggest S&P 500 Laggard as China Shipments Plunge、Tesla China Shipments Plunge to Lowest in More Than a Year(抜粋)
--取材協力:Chunying Zhang、Jinshan Hong.
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