【韓国ドラマ】文句なしに面白い!胸を締め付けられ、切ない余韻に没入するドラマ
ジョンウ役のピョン・ヨハン(左)と、ナギョム役のコ・ボギョル(右)。©Snow White Must Die Special Purpose Company Ltd.
そんなピョン・ヨハンはもちろん、このドラマをさらに何倍にも面白くさせているのが、全ての演技派脇役陣の力量の素晴らしさ。ジョンウが“サムチョン”(目上の人に親しみをこめた呼称)と頼りにする警察署長(クォン・ヘヒョ)、その自閉症の息子(イ・ガソプ)、今は刑事となったジョンウの親友ヤン・ビョンム(イ・テグ)、親友たちの親父たち、殺された女子高校生のアル中の父親と保険外交員の母親、精神科医と国会議員のヨンシル夫婦などなどなどなど。その薄っぺらさとか、身勝手さとか、人間臭さとか、歪んだ愛とか、傲慢さとか、微妙な違和感を感じさせる表の顔とか、すべてひっくるめて、実はどこかにいそうな人物像を存在そのものまでリアルに紡ぎ出していく完璧なまでの演技力。ピョン・ヨハンの高校生姿にはさすがに多少の無理矢理感漂うのは否めませんが、それを差し引いても一級品の吸引力。ミステリーファンならずともどっぷり没入、間違いなしです。 ■U-NEXTにて配信中
ジョンウが頼りにする警察署長役のクォン・ヘヒョ。©Snow White Must Die Special Purpose Company Ltd.
●山崎敦子 旅行記事に人物インタビュー、ドラマ紹介、実用記事から、着物ライターとさまざまな分野を渡り歩き、今では美容の記事を書くことも多くなったさすらいのライター。襲いかかるエイジングと闘いながら、ウキウキすること、楽しいことを追い求め続ける日々を送る。今年に入って、インスタ(@harurikuumi)も始動。ドラマシーンのイラスト&勝手な解説を挙げてます。