元NBAスターのカーメロ・アンソニーが、オーストラリアNBLに新規参入するチームのオーナーグループに加わることが明らかに
リーグの若手育成プログラムのアンバサダーも務める
元NBAスーパースターのカーメロ・アンソニーが、オーストラリア男子トップリーグNBLの新規参入チームのオーナーグループに加わることがわかった。アンソニーは、NBLが進める若手育成プログラム『NBLネクストスターズ』のアンバサダーを務めることも発表されている。 現在NBLは10チームで構成され、ニュージーランドのオークランドを拠点とするニュージーランド・ブレイカーズも参戦。エクスパンションの候補には、ゴールドコーストやシドニーなどオーストラリア国内のチームに加え、東南アジアのチームも挙がっている模様だ。オーストラリア出身のジョシュ・ギディーだけでなく、かつてはラメロ・ボール、そして今年のNBAドラフト全体1位指名が有力視されているフランス出身のアレクサンドル・サーといったNBA注目の有望株がプレーするリーグとしても評価を高めている。 NBLチームの経営に携わるNBA経験者は、アンソニーが初めてではない。バックスのクリス・ミドルトンは、2021年からブリスベン・ブレッツのオーナーグループの一員となっている。2004年から16年にかけてキングスやロケッツなどで点取り屋として活躍したケビン・マーティンは、ブレッツの主要オーナーの1人だ。他にもオーストラリア出身のアンドリュー・ボーガット、ショーン・マリオン、ザック・ランドルフなど複数の元選手たちもNBLチームに投資をしている。 現役引退後、アンソニーは起業家として精力的に活動し、複数のビジネスを手がけている。彼がチームの運営に関してどの程度、発言力を持つことになるのかはまだわからない。ただ、抜群の知名度を持つアンソニーが加わることで、新規チームがより多くの注目度を集め、知名度向上、スポンサー獲得などビジネス面においてもポシティブな効果をもたらすことは間違いないだろう。 ちなみにNBLは、かつて馬場雄大がメルボルン・ユナイテッドで優勝を果たしたリーグで、ここ数年はD.J・ニュービル、ジョン・ムーニー、ヴィック・ローなど同リーグ経由でBリーグに参戦する選手も目立つ。今後、アンソニーが関わるチームで活躍した選手が、Bリーグでプレーすることは十分にあり得るだろう。
バスケット・カウント編集部