「スタンドから力を」 明石商応援団、本番へ意気込み語る /兵庫
<センバツ2019> 第91回選抜高校野球大会に出場する明石商の応援団は、ベンチ入り選手を除く野球部員全員がメンバーだ。27日の国士舘(東京)との1回戦まで、あと1週間。団長の山口翔大選手(2年)は「優勝を目指す選手たちにスタンドから力を与えたい」と意気込む。 【熱闘センバツ全31試合の写真特集】 ムードメーカーの山口団長は昨秋の新チーム発足後、他の部員に推されて応援団長に就いた。副団長の丸山祐汰選手(2年)とともに約60人の団員を引っ張ってきた。 「本来は他人に厳しく接するのが苦手」という山口団長。昨秋の県大会初戦で野球部スタッフから「声がそろっていない」と注意され、団長としての責任感が芽生えたという。その後は自分の練習を優先したい部員たちを「チームのために尽くそう」と説得し、野球の練習の合間に、応援練習を重ねてきた。 応援には全部で約20曲を使う。センバツに向け、歌手のあいみょんさんの「マリーゴールド」など4曲を新たに用意した。吹奏楽部の演奏に合わせ、オリジナルの歌詞や掛け声を入れる。山口団長は「楽しく応援することが大切。野球だけでなく応援でも日本一になりたい」と話している。 21日は近隣校の吹奏楽部も参加し、明石商で大規模な応援練習がある。【黒詰拓也】 〔神戸版〕