ニューカッスル戦で負傷したデクラン・ライス [写真]=Getty Images

　アーセナルに所属するイングランド代表MFデクラン・ライスが、足の指を骨折している可能性があるようだ。7日、『BBC』や『ミラー』など複数のイギリスメディアが伝えている。 　今シーズンは開幕直後から負傷者が続出しているアーセナル。スペイン代表MFミケル・メリーノが加入直後に負傷すると、主将かつ絶対的司令塔であるノルウェー代表MFマルティン・ウーデゴーアも9月から2カ月近く欠場。また、オランダ代表DFユリエン・ティンバーやイングランド人DFベン・ホワイトらも負傷を抱え、イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリと日本代表DF冨安健洋は現在も離脱中となっている。 　なかなかベストメンバーを組めない影響もあってか、プレミアリーグでは首位リヴァプールと「7」ポイント差の5位に位置。とりわけ先月のインターナショナルマッチウィーク明け以降は不安定な戦いが続いており、直近6試合の戦績は1勝2分3敗となっている。そんな中、今週末に控えるプレミアリーグ第11節では、チェルシーとのビッグロンドン・ダービーに臨む。 　敵地『スタンフォード・ブリッジ』での大一番を前に、注目が集まっているのがライスのコンディションだ。ここまで公式戦13試合に出場し1ゴール2アシストをマークしている中盤の主軸は、前節のニューカッスル戦で負傷。ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ（CL）のインテル戦の遠征メンバーからは外れていた。 　インテル戦の前日会見でミケル・アルテタ監督はライスの負傷について「打撲なので足に問題がある」と言及するにと留めていたが、報道によると足の指を骨折している可能性があるという。しかし、同選手は今月のUEFAネーションズリーグ（UNL）に臨むイングランド代表メンバーにも選出。『ミラー』は「痛みを乗り越え、今週末のチェルシー戦に出場する可能性もある」と報じている。 　なお、インテル戦で頭部を裂傷したドイツ代表FWカイ・ハヴァーツの出場可否についても現時点では不透明だが、クラブ内では楽観的な見方が強いとのこと。一方でカラフィオーリと冨安は欠場が見込まれている。