吉本新喜劇・島田珠代(54)が語る「事実婚状態のひろしさん」のこと セックスレスとの向き合い方、更年期障害の乗り越え方を赤裸々告白
更年期を乗り越えた「原動力」
その「島田珠代だって気持ちが生まれた」は、こう言い換えることもできる。 「言ってみたら“行為がない=女として見られてないような気がするモヤモヤ”は、ただの女側の勝手なプライドに過ぎないと思えたんです。女でもなく、ただの島田珠代だという思いに達せたのは、悟りの境地と同じで自分を楽にするものでした。“行為”がないがゆえのプライドの喪失は、生きていく上で枷に過ぎないし、その執着が自分を苦しめていると。そう吹っ切れて生まれたのが“おばちゃんダンス”です」 “おばちゃんダンス”とは2020年7月に放送された『かまいたちの机上の空論城』(関西テレビ)の「1日に100ツイートをしろ」という企画に挑戦した際に披露したギャグだ。およそ70本アップした動画のうちのひとつで、111万回再生されて反響を呼んだ。 「事前の準備はせずにノープランで企画に挑戦したので、もう大変で大変で。ネタ作りが過酷すぎて、寝る時間を削って思いついたのが、朝5時の“おばちゃんダンス”。あの動画のカーテンの外、うすら明るいじゃないですか? あれ、寝ずに70本動画を撮りまくり続けた果ての朝の5時ですから。もう、女も何もかも離脱したその先の境地ですよ。やっぱり私の芸事は、方程式も何もなく、切羽詰まった後に出てくる症状みたいなもんなんだなと改めて思いました(笑)」 そんな珠代さんも、54歳。更年期障害の症状などはないのか。そんな素朴な質問をぶつけてみた。
「まあ日々、抗えない気持ち的な浮き沈みはもちろんありますけどね……。たぶん更年期的な症状で一番辛かったのは、娘と離れていた40代後半ですね。毎晩のように、娘のことを思い出しては涙を流し、憂鬱な気持ちに包まれました。幸いにも体の火照りや発汗、動悸といった症状はありませんでしたが、とにかく気持ちが落ち込んでいました。でもそんな時でも、舞台に上がっている時だけはそのような気持ちを忘れられたし、舞台に出ることが生き続ける気力にもなっていました。舞台に助けられて更年期の一番辛かった時期も乗り越えられたと言っても過言ではありません」 最後に、今後の珠代姉さんの野望についても聞いた。 「とにかく、今後もより多くのお客さんを笑いで幸せにしたいというのが私の野望ですね。皆さんをいっぱい笑わせて、できれば悩み事も忘れさせたい。見に来て下さった方に、今の私の悩み事なんてちっぽけだわと思ってもらいたいですね。そのために今日も、関節が外れるくらい大股開きで、パンティーテックスも元気で踊り続けたいですね」 自分が一番辛かった時、「救ってくれたのが舞台だった」と珠代さんは言う。自分も辛い時期を経験したことで「舞台でみんなに元気を届けたい」と言う。涙あり、笑いありの島田珠代さんの舞台での輝きを、今後も見届けたい。【了。第1回から読む】
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