山梨学院、春夏通じ初の決勝進出 広陵との投手戦制す センバツ
第95回記念選抜高校野球大会は第11日の31日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準決勝があり、山梨学院が6―1で広陵(広島)を破り、山梨県勢として春夏通じて初の甲子園の決勝進出を果たした。 【息詰まる投手戦…広陵vs山梨学院を写真で】 広陵は3回目の優勝を果たした第75回大会(2003年)以来、20年ぶりの決勝進出はならなかった。 山梨学院は最終日の4月1日の決勝で、大阪桐蔭と報徳学園(兵庫)の勝者と対戦する。 ◇ 山梨学院の先発右腕・林は10安打を浴び、得点圏に再三走者を背負ったが、要所を締めて1失点で完投した。打線は九回1死二塁、4番・高橋の中前適時打で勝ち越し、続く佐仲、進藤の連続適時打などで、この回に一挙5点を奪って突き放した。広陵は一回の1点のみで、その後は好機であと一本が出なかった。先発の高尾は粘ったが最後に力尽きた。