【新NISA】積立初心者ですが、最後はどうなるんですか?今こそ知っておきたい「NISAの終わり方」
2024年から新NISAが始まりました。これまで投資の経験がない方にも注目されており、投資ブームとなっています。 【写真で見る】知らないと損をする、新NISAの「制度」をサクッと確認 新NISAでは非課税の期間が無期限化されるなど、より使い勝手のよい制度となりました。 しかしそれに伴い、売却のタイミングや終了期間など、自己管理・判断が極めて重要となります。 今回は、今こそ知っておきたいNISAの終わり方についてまとめました。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
新NISAでは非課税期間が無期限になる
まずは、新NISAのルールをおさらいしましょう。 これまではつみたてNISAで20年、一般NISAで5年という非課税期間が設けられていて、その後は新たに非課税枠を消費する「ロールオーバー」を使用しなければ課税口座に移されるか、売却しなければならない制度でした。 新NISAになると非課税期間が恒久化されるため、保有し続けている限り非課税が適用され続ける形となります。 より非課税の恩恵を大きく享受できる一方で、NISAの非課税期間を目処として売却することができないため、従来のNISAより能動的に資産運用の計画を立てる必要があります。
「資産運用自体」を終了させるタイミング
NISAでの資産運用を終了させるタイミングについては、あらかじめ目処を持っておくとよいでしょう。 主なパターンを2つ紹介するので、自分がどれによく当てはまるかを考えてみてください。 ●年金だけでは厳しい…「老後」にさしかかるとき より長期の視点では、老後生活にさしかかる60歳代半ばごろに運用を終了するという考え方があります。 目先のライフイベントに向けた資産形成を必要としない方の場合、老後の生活にゆとりを持たせる目的で資産運用をするケースが多いでしょう。 その場合は、年金だけでの生活が難しくなったタイミングで新NISAを現金化して取り崩していくのが一つの有効な活用法です。 ●子どもの教育、住宅や車の購入…特定の「資産形成目的」を達成したとき 若い方を中心に結婚、子育て・教育費用、住宅購入など、まとまった資金ニーズに向けて資産運用をするケースもあるかと思います。 あらかじめ資産運用を「何の資金を形成するために」行うのか明確にしましょう。そのタイミングを目標として積み立てて、新NISAでの運用するのもひとつの手です。 目標としていたライフイベントのタイミングが到来したら、新NISAで運用した資産を現金化。ゴールを設定しやすく、また明確に道筋がわかるため