SASUKEがTKOで2度目の防衛。2年連続RTU1回戦敗退から「戦いだけのためにすべてを尽くしてきた」【修斗】
プロフェショナル修斗公式戦「MOBSTYLES presents FIGHT&MOSH」(12月2日、東京・豊洲PIT)のメインイベントで行われた「世界フェザー級チャンピオンシップ」で王者SASUKE(マスタージャパン東京)が田中半蔵(FUN’S)を相手に2度目の防衛戦に臨んだ。試合はSASUKEが3RでTKO勝ちを収めた。 SASUKEは2021年に工藤諒司との王座決定戦を制し世界王座を獲得。今年3月には飯田健夫を破り初防衛に成功している。修斗での戦いの一方でSASUKEは「ROAD TO UFC」にも参戦。2022年に行われた「ROAD TO UFCトーナメント」(RTU)では、試合中に右腕を負傷してしまい無念の1回戦敗退。10月にはワンマッチで勝利を収めたものの、今年5月に再度臨んだRTUトーナメントでは1回戦で涙を飲んだ。 田中はパンクラスでも活躍した41歳のベテラン。昨年5年ぶりに修斗に復帰すると2連勝でランキングを上げ、今回の挑戦を実現させた。
1R、オーソドックスのSASUKEとサウスポーの田中。前手で距離の探り合い。SASUKEの右のバックスピンキックが田中の頭をかすめる。SASUKEは圧をかけて右ストレート、そしてヒザ。SASUKEは右ストレート。田中もパンチから左ミドル。それをキャッチしたSASUKEがプッシュ。バランスを崩す田中だがSASUKEを組み止め、ケージに押し込み下にタックル。SASUKEはヒジを落とす。片ヒザをつくがすぐに立ち上がる。田中は押し込むが次の手がなくブレイク。田中の左ミドルにSASUKEがカウンター。そして首相撲からヒザを連打。テイクダウンしパウンド。背中を向けて逃げようとする田中にバックからパンチを連打のSASUKE。
2R、SASUKEは左足で田中の右ヒザに関節蹴りを連打。そして右ストレート。バックヒジを狙う。SASUKEは圧をかけて左右のフック。田中は回りながら距離を探る。田中が前蹴りもSASUKEはキャッチし足を払ってテイクダウン。ハーフで上からヒジ、パウンド。パスを狙いながらヒジ。ガードに入れる田中は下から鉄槌もSASUKEは体を密着、そして小さいパンチ。SASUKEはケージ際でヒジ、そして体を離しパウンドを連打。 3R、SASUKEは右三日月、右インロー。組み付くと首相撲からヒザを顔面に突き上げる。ダウンした田中のバックを取ると後ろからパンチを連打。田中の動きが止まり、レフェリーが試合を止めた。