「今日のカマダなら重要な補強になる」ラツィオMF鎌田大地にイタリアの人気解説者も太鼓判!ジェノア戦の現地での評価は? | セリエA
【欧州・海外サッカーニュース】ラツィオのMF鎌田大地が日本時間20日のジェノア戦(ラツィオが1-0で勝利)で3試合連続フル出場し、イタリア紙などが評価を下したほか、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の人気解説者も見解を示した。 【動画】伊解説陣も絶賛!鎌田大地のアシストシーン ジェノア×ラツィオ
ラツィオに所属するMF鎌田大地は、日本時間20日に行われたセリエA第33節ジェノア対ラツィオに3試合連続でフル出場。3-4-2-1の左ボランチでマティアス・ベシーノとのペアで先発すると、後半途中からはトップ下でプレーし、ジェノアの本拠地である難所マラッシで1-0での勝利に貢献した。
3戦連続フル出場、鎌田の現地での評価は?
そんな鎌田のパフォーマンスについて、イタリア紙『La Gazzetta dello Sport』は「6.5」と高く評価。「一瞬たりとも立ち止まらなかった。ルイス・アルベルトへ1-0となるボールを供給したシーンでは冷静だった」と寸評に綴り、67分のアシストを称えた。 続いて『Corriere dello Sport』も同様に「6.5」と採点している。ただ、「カマダは作り出した」と攻撃面を評価した一方で守備面には懸念を示した。「中盤でとんでもないボールを通してしまい、ラツィオは(ジェノアFWカレブ)エクバンのおかげで救われた。良い日であるように見えなかったが、アシストを記録して利息をつけて埋め合わせをした」と振り返った。 このほか、大手メディアの『Sky Sport』や『Mediaset』も軒並み「6.5」と合格ラインを上回る高い評価を下している。
戦術のしがらみから解放された鎌田
イゴル・トゥドル率いる新生ラツィオのレギュラーとして活躍を見せている鎌田だが、『DAZN(ダゾーン)イタリア』の解説陣は、今後の去就に注目している。ジェノア戦の決勝点に絡んだルイス・アルベルトとフェリピ・アンデルソンは今シーズン限りでの退団の意向を示しており、鎌田も昨夏に結んだ契約が期限を迎えるからだ。 ピッチリポーターのフェデリカ・ジッレ記者は「このゴールを仕立て上げた3人全員が、来シーズンのラツィオにいないかもしれない」と切り出し、鎌田が行使できるとされる2年間の契約延長オプションに言及した。 「ラツィオに対して彼だけが発動できる延長オプションがある。全てカマダの手の内にあり、全て選手次第というのは特殊ではないのかしら」と質問を投げかけた。するとラツィオOBで人気解説者のマルコ・パローロ氏がその問いに答えつつ、もし鎌田が残留を決断すれば、ラツィオにとって貴重な補強となるとの見解を示した。 「かなり特殊な契約条項だ。特にカマダはトゥドルの主力の1人であり、プロジェクトの中心だからね。指揮官は彼を信頼し、以前あったルールから解放して自由にプレーさせている。そしてフランクフルトにいた頃のようなボックス・トゥ・ボックス型の選手に戻った」 「彼が歓喜する姿を見ても、解放感が感じられる。トゥドルが歩み寄りを見せれば、残留を説得できる可能性もあるだろう。クラブと共に彼のベストを引き出せるように努力し、来シーズンの構想の中心とするためにもラツィオで愛されるようにする必要がある。今日のカマダなら、もし引き留めることができれば、来シーズンへ向けて重要な補強になる」 試合情報 ラツィオ vs ユヴェントス :コッパ・イタリア 準決勝2ndレグ 試合時間:2024年4月24日(水)日本時間4:00 会場:スタディオ・オリンピコ
【関連記事】
- ●「ラツィオのクオリティの絶頂」鎌田大地&不動の10番らから生まれた決勝点を伊解説陣が絶賛!「カマダはこれが強い」
- ●鎌田大地が決勝点アシストで勝利に貢献!ラツィオ指揮官が称賛「並外れた選手」来季の残留を希望
- ●ラツィオに激震!不動の10番が今季限りで退団の意向「自分が身を引くべき。1ユーロたりとも受け取りたくない」
- ●ラツィオ、不動の10番の退団宣言の裏で新たな火種も発覚…鎌田大地のライバル”中盤の支配者”が指揮官と対立か「疑わしい欠席」と報道も
- ●ラツィオで不遇続いたMF鎌田大地に追い風か…トゥドル新監督が評価「私のカルチョに適している。私の大好きな才能を持っている」序列見直しも示唆「過去だけでは生きられない」