「マイクロソフト社のジャック・ウィリアム」と名乗る男、片言の日本語で修理代14万円を要求 長崎の高齢男性が詐欺被害
パソコンの修理代金の名目で、長崎市に住む高齢男性が、14万円分の電子マネーの利用権をだまし取られました。 被害にあったのは長崎市に住む80代の男性です。警察によりますと今月6日、男性のパソコンに「ウイルスに感染した」との警告メッセージが表示されました。 男性が問い合わせ先に電話したところ、マイクロソフト社のジャック・ウィリアムを名乗る男が片言の日本語で「パソコンの修理代金が必要です」などとして、アップルギフトカードの購入を指示。 これを信じた男性は、長崎市内のコンビニで計14万円分のギフトカードを購入し、ID番号を相手に教えて電子マネーの利用権をだまし取られたということです。 男性は追加購入の求めに応じて同じ店舗を訪れたところ、店員に詐欺ではないかと指摘されたことから110番通報しました。警察は架空料金請求詐欺、いわゆる「サポート詐欺」とみて被疑者の特定を進めています。 長崎県では2023年に99件の架空料金請求詐欺が認知されていて、被害総額は2億円を超えています。
長崎放送