体組成計なのに「KOF '98」が遊べちゃう「マルチ周波数体組成計」がタニタより登場。タニタ×SNKコラボ商品体験取材会レポート
タニタは、SNKが手掛ける格闘ゲーム「THE KING OF FIGHTERS」(ザ・キング・オブ・ファイターズ、以下「KOF」)シリーズの発売30周年を記念して、「マルチ周波数体組成計」などのコラボレーション商品4種を発売する。それに先駆け、プレス向け体験取材会を11月7日にSNK東京支社にて開催した。 【画像】SNK東京支社内にはアーケード筐体やSNK関連グッズが数多く並んでいる プレス向け体験取材会では、SNK代表取締役社長の松原健二氏、タニタ代表取締役社長の谷田千里氏が登壇し、本企画の説明や、実機を用いたデモンストレーションに加え、代表取締役社長2人によるトークショーが行なわれた。 ■ 心と身体の健康づくりを楽しみながら取り組めるコラボ商品 「KOF」は1994年にシリーズ第1作となる「KOF '94」の登場以来、永きにわたり格闘ゲームファンを魅了してきた大人気タイトルだ。2022年に発売された最新作「THE KING OF FIGHTERS XV」まで、15のナンバリング作品が登場しており、その人気は今も衰えていない。 そんな「KOF」が、今回タニタとコラボしたことで登場したのが「KOF」シリーズと、ゲーム機「NEOGEO」(ネオジオ)をテーマとした「マルチ周波数体組成計 THE KING OF FIGHTERS モデル」(2,200,000円)、オリジナルデザインの「3D(3軸加速度)センサー搭載歩数計 NEOGEO モデル」(3,520円)、「デジタル温湿度計」の「NEOGEO モデル」と「THE KING OF FIGHTERS モデル」(各3,520円)の4製品だ。 商品の詳細については、こちらの記事で紹介しているので合わせて確認してほしい。 ■ 「KOF '98」がプレイできる異例の業務用体組成計 体験取材会では「マルチ周波数体組成計 THE KING OF FIGHTERS モデル」の実演デモンストレーションが行なわれた。 本製品はタニタの業務用体組成計のフラッグシップモデル「MC-980A-N plus」をベースに開発されたもので、最大の特徴は、「KOF」シリーズの5作目となる「KOF '98」をプレイできることだ。測定の結果画面に現われる「GAME START」を選択することで「KOF '98」の画面が現われる。ゲームは1P、2Pで遊ぶことができ、体組成計に取り付けてあるコントローラーでプレイできる。 実演デモンストレーションでは2回も時間切れになるほどの接戦が繰り広げられ、両者3人目のキャラクターが登場するまで試合はもつれこんだ。最後は、自社タイトルの意地でキングを操る松原氏に軍配が上がった。 本製品は業務用であることから、トレーニングジムや病院といった施設への導入を想定しているが、日々の健康管理にも役立つことから「個人ユーザーもぜひ購入を検討してみてほしい」とのことだ。 ■ 「KOF」ファイターが体組成計に乗ったらどうなるか 会の最後には、体組成推定技術を基にタニタの研究員が算出した主要キャラクターの推定体組成が発表された。「草薙京」、「八神庵」、「チャン・コーハン」、「不知火舞」の身長や体重、戦闘スタイルなど、公表されている生体データを素に体脂肪率、筋肉量、骨量、基礎代謝量などの体組成を推定するというものだ。 空手やレスリング選手など、アスリートの体型に近い「草薙京」、「八神庵」、基礎代謝量が標準的な大学女性7人分以上で1日中ゴロ寝をしていても谷田食堂の定食を17食分を食べることができるほどカロリー消費が高いと推定された「チャン・コーハン」、筋肉量や基礎代謝量の高さからたくさん食べても太りにくいタイプという女性が羨む体質の「不知火舞」など、各キャラクターの興味深いデータが公開された。 ちなみに「-4~+4」で表示される筋肉量はタニタの保有データをもとに算出された数字で、現実ではアスリートが稀に+3を出すレベルとのこと。それを考えると全身+4の「チャン・コーハン」が超人的な規格外の重量級であることがわかる。 タニタはゲームを楽しみながら、日頃から健康管理にも気を付けていける取り組みをこれからもしていきたいとコメントしており、今後の活躍が注目される。 (C)SNK CORPORATION ALL RIGHTS RESERVED.
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