（写真：山陰中央新報社）

　鳥取県警は２３日、鳥取市の３０代女性が、他県の警察官をかたる男らから現金２２３万円をだまし取られる特殊詐欺被害に遭ったと発表した。 【写真】「まさか自分が…」特殊詐欺、被害者が語る　詐欺犯の巧妙な手口

　県警捜査２課によると１１日、女性の携帯に、郵便局員を名乗る女から「あなたから届いた荷物の中に偽造パスポートとキャッシュカードが入っていたので、警察に通報します」と電話があった。続いて、他県の警察官を名乗る男から電話があり、通信アプリのビデオ通話を使って、警察官を装った男に逮捕状などを提示されたという。 　１２日に男から「あなたが詐欺グループに加担していないか調べるため、口座のお金を一つにまとめて指定する口座に預けてほしい」と指示され、女性は鳥取市内の金融機関窓口から振り込んだ。 　加害者らが国際電話から電話していたのを怪しく思い、警察に相談して詐欺に気付いた。