<解説>“朝ドラ母親像”を逸脱してこその魅力 「まんぷく」“ぶしむす”は、やっぱり“もう一人のヒロイン”だ!
もちろん、福田靖さんの巧みな脚本、松坂さんの好演があってこそ。特に松坂さんの上品さ、チャーミングさ、見事なコメディエンヌぶりは、福田さんが作り上げた鈴さんのキャラクターをより輝かせたと言っても過言ではないだろう。
以前、「みんな鈴さんの中に『自分のお母さん』を見ているような感じになるのでしょうね」と語っていた松坂さん扮(ふん)する、“愛すべき鈴さん”と毎日会える(?)のも、あと少し。前週、緊急手術を受け、80歳という年齢もあってか、少々弱った姿を見せていたが、3月25日から始まる最終週では、ファンお待ちかねの“アレ”の回もある。最後までどうかお見逃しなく。