「レギュラー車」ですが、セルフで間違って「ハイオク」を給油してしまった! その後の調子が悪い気がするけど大丈夫? 故障や事故のときに“車両保険”は出るのかも解説
ガソリンの入れ間違いが問題となる場合
レギュラー車にハイオクを給油しても、大きな問題となることはあまり考えられません。ただ、そのほかのケースで燃料の入れ間違いが問題となる場合はあります。 ■ハイオク車にレギュラーガソリンを入れる ハイオク車は高い圧縮比で動作するエンジンが多く、オクタン価が低いレギュラーガソリンを使用すると、燃焼が不安定になり、ノッキング(異常燃焼)を引き起こすリスクがあります。エンジンのパフォーマンスが低下し、長期間使用するとエンジン内部にダメージが蓄積される可能性があるでしょう。 とはいえ、最近のほとんどの車にはノッキングを防止する機能が搭載されています。そのため、特殊なスポーツカーでハイオク専用の制御プログラムなどの場合は注意が必要ですが、通常はそこまで大きな問題がすぐに起こるわけではありません。 ■レギュラー車に軽油を入れる ガソリンスタンドでは軽油も給油できますが、レギュラー車に軽油を入れるとエンジンに深刻なトラブルを引き起こす可能性があります。 エンジンが動作不良となったり、損傷したりして、最終的にエンジンが停止してしまうかもしれません。そのため、この場合は整備工場などでの抜き替えが必要です。
ガソリンの入れ間違いによる車両保険への影響
ガソリンの入れ間違いによる車両保険への影響については、保険会社や契約内容によって異なるため一概には言えません。 とはいえ、多くの車両保険では、ガソリンや軽油の入れ間違いによるエンジンや燃料システムの損傷は補償の対象外となっています。中には特約や追加オプションで補償される場合もありますので、気になる場合は契約内容を確認しましょう。
まとめ
レギュラー車にハイオクを入れても基本的には問題はありません。しかし、レギュラー車に軽油を入れた場合など、燃料の入れ間違いによって影響を受ける場合はあります。 ガソリンの入れ間違いによるトラブルについては、車両保険が適用されないことも少なくありません。給油前にガソリンの種類をよく確認するとともに、入れ間違えた場合は必要に応じてJAFなどのロードサービスの要請を検討しましょう。 出典 JAF 燃料を入れ間違えた場合の対処方法 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部
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