「友達感覚で楽しんでほしい」初心者に向けたDリーグ観戦のすすめ。dip BATTLESインタビュー
Dリーグが日常の一部になってほしい
ーDリーグには、様々魅力的なチームがあると思うのですが、そんな中でもdip BATTLESというチームの魅力を教えてください chiharu:いろんなジャンルのダンサーがいるっていうのが一つの魅力かなと思っています。他のチームでは、特定のジャンルに特化して、すごく動きが揃っているようなパフォーマンスもあるんですけど、dip BATTLESは同じロックやハウスの作品を披露するにしても、いろんなジャンルのダンサーが、表現の微妙な細部のところで自分たちの個性を発揮しているっていう部分が、みなさんに楽しんでもらえる部分かなと思います。 Suthoom:Dリーグって、必ずその日に12チームがパフォーマンスをするので、そこでいろんなダンスのジャンルを知ってもらえれば嬉しいなと思いますね。うちのチームでいうと、前はロックをやって、その前はハウスをやって。次は何をやるんだと言われればまた違うジャンルをやりますし。いろんなジャンルがあるからこそ、深掘りしていける部分があると思いますし、そうやって楽しんでいくといろんなジャンルの音楽にふれる機会になりますし、いろんなメンバー、いろんな演出を楽しむ機会になるんじゃないかなと。 ーdip BATTLESでぜひファンの皆さんに注目していただきたい選手についても教えてください chiharu:Bボーイ(ブレイクダンサー)SHOですかね。彼はBボーイの中で特殊というか。独特なムーブというか、ダンスをするんですよ。選曲だったりとかも、他のBボーイとは違う部分もあるので、そういう部分をぜひ注目してほしいですね。 Suthoom:みんな魅力的なダンサーなんですけど、強いてあげるならチーム最年少のNAKIですかね。この春まで高校生だったっていうこともあって、すごく若いダンサーなんですが、この若いチームにあっても一番これからの伸びしろがありそうというか。まだまだ彼のパフォーマンスの「真価」っていう部分をみなさんに見せられていないなと思うので、そういった部分では非常に期待しています。 ー最後にDリーグを今後どういう存在にしていきたいと考えているか、お聞かせください Suthoom:日常の一部に、ほんの少しでもいいからなりたいなと思っていますね。例えば自分は全然サッカーの知識はないんですが、日本代表の試合があったとなれば、その結果は気になりますし。Dリーグもそういう存在になればいいなと思っています。まずは結果だけでも気になる、っていう形でもいいと思うので、みなさんの日常の一部に入り込んでいきたいなと思っています。 chiharu:まだまだDリーグはダンスが好きな人たちだけのためのものになっているなと思っています。でも、Dリーグを全然知らない人にとっても、すごく魅力的なパフォーマンスがあると思っていますし、そういう人たちに届けるための舞台だとも思っているので、少しずつでも良いので、いろんな人たちに知ってもらいたいなと思っています。
山田浩平