【天皇賞・春】ブローザホーン長距離OK 1回使って毛づや、張りともに上昇
<栗東トレセン> ブローザホーンは前走・阪神大賞典で3着と初の3000メートル以上にも対応。転厩から時間が経ち、吉岡厩舎の環境や調教スタイルにも慣れてきた。トレーナーは「本質的に(長い)距離も走れると思うし、1回使って前回より毛づやも張りも上がっています」と好気配を伝えた。 マテンロウレオは、日経賞でゴール直前でかわされて4着。ただ、スタートから先手を奪い、大逃げで場内を沸かせた。昆調教師は「状態は変わらず、ですよ。距離もこなしているし、自分の形に持ち込めれば勝負できるのではないか」と展開面をポイントに挙げた。 4歳牝馬のゴールドプリンセスは、前走の松籟Sを制してオープン入り。「すごく順調に調整できている。3200メートルもある程度こなせると思う。馬場が渋っていても全然大丈夫」と寺島調教師の表情は明るい。 スマートファントムは2連勝中と勢いに乗っている。石橋調教師は「3歳時に比べて、力強さがつきました。脚さばきをみると、軽い感じはあります。オープン(入り)の初戦がGⅠなので、どこまでやれるかというところです」と話した。 ヒンドゥタイムズは日経新春杯で12着と大敗したが、3カ月半の休養でリフレッシュ。調教でも併せ馬の相手を突き放すなど、若々しい姿を見せている。斉藤崇調教師は「元気で活発な動きですよ。ズブいところもあるので、距離はあった方が対応できそう」と語った。