ドジャース・大谷翔平選手の元通訳で、銀行詐欺などの罪に問われている水原一平被告が裁判所に出廷し、罪を認める答弁を行いました。中継です。 法廷で自らの罪を認めた水原被告は、報道陣の問いかけには一切答えることなく、裁判所を後にしました。 水原被告「（Q.罪を認めたということですが、ひと言お願いします）・・・」 水原被告は違法な賭博の借金返済のために、大谷選手の口座から無断で1700万ドル、日本円で26億4000万円あまりを不正に送金した罪などで起訴されています。 これまでに水原被告側は、銀行詐欺と虚偽の納税申告の2件の罪を認める検察側との司法取引に合意していました。 日本時間5日の法廷で、水原被告は終始落ち着いた様子で、裁判官から「あなた自身の言葉で何をしたか説明してください」と求められた際、「私がギャンブルでつくった借金を返済するために思いつく唯一の方法は、大谷選手の金を使うことだった。借金返済のため、大谷選手の口座から送金した」などと証言しました。 その上で、裁判官から罪を認めるかと聞かれ、水原被告は2件の罪について「Guilty」つまり、罪を認めますと答えました。 これを受け大谷選手は先ほど声明を発表し、「この事件に終止符を打ち、前に進む時期が来たと思っています。これからもチームの一員として少しでも勝利に貢献できるよう集中していきたいと思っています」とコメントしました。 水原被告への量刑は10月25日に言い渡される予定です。