琉球大学はハラスメントや性暴力、セクシャリティの問題に特化した日本初の「ヒューマンライツセンター」を設立しました。 矢野恵美センター長「組織の構成員の安心・安全な学びや研究、労働を妨げます、ひいては教育研究の発展をも阻害する、これがヒューマンライツセンター設立のいちばん大きな背景になります。」 琉球大学の「ヒューマンライツセンター」はハラスメントや性暴力、セクシャリティの問題に特化した法学と心理学に基づいた日本初の専門的教育研究組織です。 センターではこれまで大学に寄せられたハラスメントなどの相談や既存の研究成果の収集、また国の内外の法律や判例などをデータベース化し分析することで再発防止プログラムの研究を進めます。 矢野恵美センター長は、日本は専門的な人材の育成が海外に比べて遅れているとして今後、センターの研究を学生や教職員の教育だけでなく自治体や民間企業の研修にも取り入れてハラスメントに対する専門人材の育成に貢献したいとしています。 センターでは今後、様々な機関とのネットワークを構築しシンポジウムなどを通して研究成果を共有していくことにしています。