日比野菜緒「攻守のバランスがとても良かった」ストレート勝ちで日本に1勝もたらす<女子テニス>
国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ ファイナル予選「日本vsカザフスタン」
女子テニスの国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ(日本/東京、ハード)ファイナル予選「日本vsカザフスタン」は12日に第1試合のシングルスが行われ、世界ランク79位の日比野菜緒が同939位のA・ダニリナ(カザフスタン)に6-1, 6-0のストレートで完勝し、日本に1勝をもたらした。試合後の会見で日比野は「攻守のバランスがとても良かった」と振り返った。 【第2試合 大坂なおみ vs プチンセワ 1ポイント速報】 有明コロシアムで行われる今回のファイナル予選。勝利したチームは今年11月のファイナルへの出場権を獲得できるが、負ければ同じタイミングで開催されるプレーオフに回ることとなる。 試合は12日にシングルス2試合、13日にシングルス2試合とダブルス1試合で決着がつけられる(※ルールにより第2日は、試合数ならびに試合形式が変更となる場合もある)。 第1試合に登場した日本の日比野はカザフスタンのダニリナと対戦。第1セット、日比野はサービスゲームで相手にブレークを許さない安定したプレーでキープを続け、リターンゲームでは2度のブレークに成功。第7ゲームでセットポイントを握ると、最後はバックハンドウィナーを決め先行する。 続く第2セット、勢いに乗った日比野は一気に6ゲームを連取。1ゲームも落とすことなく完勝で日本に貴重な1勝をもたらした。 試合後の会見で日比野は「前回のBJKは私ではなく本玉選手が初戦を戦いましたが今回は私ということですごく緊張しました。でも、本玉選手から次があるので思い切ってやってきてくださいと言ってもらえて、すごく良いプレーが出せたんじゃないかと思います」と振り返った。 「今日は攻守のバランスがとても良かったと思います。長いラリーも多かったですが、しっかりものにしてチャンスがある時はネットプレーをしてと、自分が今取り組んでいるプレーをしっかり出せたのでそれが今日のスコアに繋がったと思っています」 また、ダブルスを主戦場にする相手との対戦について言及し元世界ランク32位の奈良くるみからのアドバイスが大きかったと明かした。 「正直すごく嫌ですね。あまり詳しくない人はランキングで見ますし、900位だったら余裕だろと思う人もいると思います。なので、少し緊張しましたが試合前に奈良さんから“私も気持ちよくわかるよ。ダブルスの選手とプレーするのはすごく嫌だし、団体戦は何が起こるか分からない。だから菜緒の気持ちがすごく分かるけど思い切って頑張ってきて”と言って頂きました。経験した人からの言葉はすごく重みがありますし救われました」と言及した。 第2試合では世界ランク193位の大坂なおみが相手エースで同50位のY・プチンセワ(カザフスタン)を6-2, 7-6 (7-5)のストレートで撃破。日本が2勝目を挙げるとともに、勝利に王手をかけ1日目を終えた。 【12日(金)】 第1試合(14時開始予定) 日比野菜緒 6-1, 6-0 A・ダニリナ 第2試合 第1試合終了後に開始予定 大坂なおみ vs Y・プチンセワ 【13日(土)】 第1試合(13時開始予定) 日比野菜緒 vs Y・プチンセワ 第2試合 第1試合終了後に開始予定 大坂なおみ vs A・ダニリナ 第3試合 第2試合終了後に開始予定 柴原瑛菜/ 青山修子 vs A・ダニリナ/ Z・クランバエワ(カザフスタン) 【日本代表メンバー】 日比野菜緒(単79位) 本玉真唯(単119位) 大坂なおみ(単193位) 柴原瑛菜(複21位) 青山修子(複20位) 監督:杉山愛 【カザフスタン代表メンバー】 Y・プチンセワ(単50位) Z・クランバエワ(単483位、複142位) A・サガンジコワ(カザフスタン)(単804位) A・ダニリナ(複54位) Z・ディアス(カザフスタン)(ランク無し) 監督:ユリー・シュキン
tennis365.net