大井川鉄道新社長に鳥塚氏(えちごトキめき鉄道) 鈴木氏は退任
大井川鉄道(本社・島田市)は12日、鈴木肇社長(61)が退任し、後任にえちごトキめき鉄道(新潟県)社長の鳥塚亮氏(63)が就任する人事を内定したと発表した。28日の株主総会と取締役会で正式決定する見通し。地方鉄道の経営立て直しの手腕などが評価されての起用とみられる。 鳥塚氏は航空会社勤務などを経て2009年、いすみ鉄道(千葉県)社長に公募で選ばれ、第三セクター鉄道の経営再建に取り組んだ。19年から同じく第三セクターのえちごトキめき鉄道社長を務める。明治大卒。東京都板橋区出身。 鈴木氏は静岡市出身で1986年入社。管理部長や専務取締役などを経て、生え抜きの社長として2017年10月に就任した。22年9月の台風15号で不通となった一部区間の運転再開などに尽力した。グループ会社の大鉄アドバンス社長を引き続き務める。
静岡新聞社