【広島】秋山翔吾が5年ぶり初回先頭弾も逆転負け…4番打者が本塁打ゼロのまま4月終了は球団9年ぶり
◆JERAセ・リーグ 広島1―7阪神(30日・マツダスタジアム) 広島は、逆転負けで阪神戦の3連勝と4月4日以来の貯金生活を逃した。2引き分けを挟んで3連勝中だったマツダスタジアムでは、4月7日の中日戦以来の6戦ぶり敗戦で借金1に逆戻りした。 昨季からポストシーズンを含めて4連敗中だった昨季のMVP右腕・村上に対し、秋山が西武時代の19年7月27日以来5年ぶり2度目の初回先頭打者初球本塁打を浴びせた。9日の敵地戦は7回2安打で1点も奪えていなかった。難敵右腕から幸先良く先取点を奪ったものの、結果的に完投勝利を許した。 先発の床田は、制球に苦しんだ。2回1死からの四球を起点に同点に追い付かれ、4回と6回は、ともに先頭四球から勝ち越しと追加点を奪われた。今季は1試合2四球が最多だったが、この日は申告敬遠2つを含めて6四死球は、19年5月3日の巨人戦、同10日のDeNA戦の自己ワースト5四死球を更新。6回3失点で今季2敗目を喫し、試合前まで0・93だった防御率は1・54となり、リーグトップから陥落した。 ビハインド場面で登板したリリーフ陣も踏ん張れず、2番手・益田は2/3回で2安打2四球で3失点。9回に登板した4番手・森浦は無四球だったが、3投手で計10四死球は19日の巨人戦の7四死球を上回る今季ワーストとなった。 4月最終戦を白星で飾れず、借金1で首位・阪神まで3・5ゲーム差の4位で4月が終了。新井監督1年目の昨季は首位まで4・5差の3位で4月を終えていた。また開幕から24試合を終え、12球団で唯一、堂林が最多19試合で座った4番打者に本塁打が出ていない。球団では、主にグスマンと新井監督が座った2015年以来に4番打者が0本塁打という状況で4月を終えた。
報知新聞社