トッププロの「個性的な動き」をマネするのはダメ!? 「自分が参考にすべきプロ」の見つけ方とは?
逆立ちしてもマキロイにはなれない! マネしたいなら「体格&年齢」が近いプロを
現在「スイングのお手本」といわれているタイガー・ウッズ選手ですら、全盛期の「ダウンスイング時の強い頭の沈み込み」には世界中から賛否両論がありました。40代後半となった現在のスイングを見ると、満身創痍の体の負担を考え激しい個性は影を潜めています。
トップアスリートには若い頃に大きなピークを迎える選手もいれば、大きなスランプもなくシニアになっても元気に活躍する選手もいます。 重要なのは、憧れのスイングをしているプロの体格や年齢が自分と近いのか、ということです。 例えばローリー・マキロイ選手のスイングは誰が見てもカッコいいですが、逆立ちしても「マキロイにはなれない」ことは知っているはずです。せめてスイングの要素をマネするなら、自分に「体格と年齢」が近いプロを見つけることが先決です。 例えば一般中年男性とほぼ同じ「体格と年齢」プロのスイングなら、個性的な動きも少なくマネしてみる価値はあるでしょう。 多くのアマチュアが持っている「現実的な伸び代」は、「出来る範囲」の中にあるはずです。一時のトレンドなどに惑わされず、自分がマネできるスイングを見つける「目」を養って欲しいです。
【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)
伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数出演するほか「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン&コミュニティー「FITTING」編集長やFMラジオ番組内で自らコーナーも担当している。
猿場トール