佐賀地裁に入る内川修治被告(中央)＝2024年5月20日午後、佐賀市

　神埼市のふるさと納税事業を巡って官製談合防止法違反（入札妨害）と公競売入札妨害の罪に問われた前市長の内川修治被告（72）の初公判が20日、佐賀地裁（岡﨑忠之裁判長）で開かれ、内川被告は起訴内容を認めた。公競売入札妨害の罪に問われた業者側のブルー・フラッグ代表取締役の島由美子被告（62）も起訴内容を認めた。 　起訴状によると、2023年1月に市が公募したふるさと納税PR強化事業の業務委託先を選定するプロポーザルに関し、内川被告は島被告に秘密事項の評価委員の所属や氏名を教えたり、他の参加事業者の提案書を提供したりしたとされる。