ポーズを取って尾上右近（右）から誕生日を祝福されるた辺謙

　俳優の渡辺謙（６５）が２１日、東京都内でディズニー映画「ライオン・キング：ムファサ」（１２月２０日公開）の超実写吹替版”キロス”役発表イベントに出席。この日は６５歳の誕生日を迎え、獅子舞のド迫力パフォーマンスや特大ケーキで祝福された。 　同じく声優を務める歌舞伎界俳優の尾上右近（３２）がサプライズで駆け付ける中、渡辺は獅子舞を見て「すごいですね。迫力ありますね」と感激し、ケーキを横に「甘い臭いが…今おなかがすいてきた」と照れ笑いを浮かべた。 　作品は、人気アニメ映画の実写版「ライオン・キング」（２０１９年）の主人公シンバの父、ムファサ王の若き日をハイクオリティーのＣＧなどを駆使して描いた。

誕生日に獅子舞パフォーマンスのプレゼントを贈られた渡辺謙

　キロスはムファサに恨みを持つ冷酷な敵ライオン。ハリウッドスターとして活躍中の渡辺だが、今回はオーディションで役をつかんで、ディズニー作品初参加を決め「（これまで）ディズニー作品はお呼びが掛からなかった。うれしいな。初めて呼んでいただけて」と顔をほころばせた。 　オーディションを振り返り「セリフはそんなに緊張しなかった。歌がやたら面倒くさかった。ビートがあってカッコイイが、つかみどころのない歌」と語り、「だめならしょうがない気持ちでやった」と率直に明かした。 　ムファサ役の右近は、渡辺との声の共演に「とても重要な存在がキロス。ますます気が引き締まる」と感激していた。