春再び 選手紹介/13 宮川清次選手(2年)/湧川輝星選手(2年) /愛媛
<第91回選抜高校野球大会 センバツ> ◇人一倍声で盛り上げ 宮川清次(きよつぐ)選手(2年) 練習中は人一倍声を出しチームを盛り上げる。秋の四国大会決勝で最終回に打席に立ったが三振で終わり、悔しい思いをした。 京都府宇治市から松山聖陵に入学したのは「一つ一つのプレーを見てもらえるから」。甲子園を目指せると思い、愛媛に来た。 四国大会後、一塁手から二塁手にコンバート。初めての守備位置に、誰よりもノックを受けてきた。ミスを恐れず、一歩前に出て捕球するように意識する。 休日はDVDで映画を楽しむ。「一番の息抜きです」と笑顔。試合前はバスの中で女性グループ「E-girls」の曲を聴いて集中力を高めるのがルーティンだ。 ◇打撃に磨きをかける 湧川輝星(わくがわ・ひかる)選手(2年) 秋の県大会は主に代打での出場だったが、実力を買われ四国大会では2試合でスタメン出場。秋の公式戦を通して2打点を挙げた。 小学3年から野球を始め、「甲子園に行きたい」と那覇市から松山聖陵に来た。四国大会の決勝で放った同点打の感触が記憶に残る。「スタメンで出たからには少しでもチームに貢献したかった」 昨年9月ごろに左足を痛めた。復帰まで約1カ月は走り込みなどの練習に参加できず、打撃練習に力を入れた。 好きな練習はフリーバッティング。夢舞台を前に、打球の質や飛距離を上げるべく、日々磨きをかける。【いずれも遠藤龍】