「自然の色とは思えない」青いカエルを発見 専門家は色素の突然変異と”数奇な運命”を指摘
■専門家は「一部の色素がなくなったもの」 専門家は緑色以外のアマガエルが現れるのは、色素の突然変異によるものだと話します。 福岡県保健環境研究所 中島淳 専門研究員 「アマガエルは青の色素と黄色の色素を使って緑色の色を出していると言うことになります。今回見つかった青いカエルというのは、そのうちの黄色の色素がなくなってしまって青一色になった。青いカエル、黄色いカエル自体は県内でも時々見つかるんですけども、探して見つかるようなものではないので珍しいと言えば珍しいですね」 ■「すぐに食べられてしまう」 一部の色素を失った珍しいアマガエル。見つけることはさらに難しいそうです。 福岡県保健環境研究所 中島淳 専門研究員 「アマガエルは、基本的に緑色をしていて、周囲の環境によって緑から茶色とかに色を変えることができるんですけども、体の色を変えられないと目立ってしまうので、鳥とか捕食者にすぐ食べられてしまう。青色のアマガエルがいたとしても人間に見つかる割合はさらに低くなっていく」 ■青いカエル文化祭で一般公開へ なかなか出会うことができない青色のカエル。 学校の理科室では、生徒たちが虫を食べる様子を観察していました。 生徒「あ、食べた!」 生徒たちはこれから大切に育てていきたいと話します。 水中生物研究会2年 田中真優さん 「立派に育ってくれればいいな」 水中生物研究会1年 谷口美紅さん 「色の変化に注目して育てていきたいなと思います」 青色のカエルは、10月に行われる文化祭などで一般公開される予定です。
RKB毎日放送