見逃すな!11月12日がJ1リーグ優勝戦線を左右する?横浜F・マリノスとヴィッセル神戸の現状
明治安田生命J1リーグ第32節が各地で行われている。12日には首位・ヴィッセル神戸はアウェイで浦和レッズと、2位・横浜F・マリノスはホームでセレッソ大阪と対戦する。両者の勝ち点差はわずか2ポイント。残すところあと3試合となっているが、1試合で順位がひっくり返る可能性もあり、目を離せない状況となっている。 【Jリーグ順位表】2023シーズン明治安田生命J1リーグ AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージとリーグ戦最終盤が並行する過密日程の中で、横浜F・マリノスはしぶとく勝ちを拾っている。10月以降で敗れたのはYBCルヴァンカップ準決勝第2戦の浦和レッズ戦のみで、6勝1敗と立ち直った。 畠中槙之輔や小池龍太ら最終ラインの主力を欠く中、永戸勝也も長期離脱することが決まり、特に最終ラインの台所事情は苦しい。それでも、喜田拓也、榊原彗悟、吉尾海夏らが元々本職ではないディフェンスラインに入ることでその穴を埋めている。まさにチーム一丸となって戦い、リーグ連覇という偉業に望みをつないでいる。 首位に立つ神戸は9月以降、リーグ戦に専念する形となっており、日程的にはマリノスより余裕がある。ただ、先月28日の湘南ベルマーレ戦で引き分けたことで、マリノスに詰め寄られている。 マリノスほどではないが、神戸もベストメンバーを組むことはできていない。齊藤未月が8月に全治1年が見込まれる負傷で戦線離脱し、直近の試合では山口蛍が今季リーグ戦初の欠場となった。湘南戦では酒井高徳が中盤に入る時間帯もあり、マリノス同様に総力戦でクライマックスを乗り切る構えだ。 得点ランキングトップで並ぶアンデルソン・ロペス(マリノス)と大迫勇也(神戸)など、主力選手たちの活躍ももちろん重要だが、負傷者がいる中でそれをカバーするバイプレーヤーたちのパフォーマンスが勝利を手繰り寄せるかもしれない。
フットボールチャンネル編集部