東村アキコさん「テンパリスト」の息子が高3に。最強の親友みたいな存在です|VERY
最新エッセイ『もしもし、アッコちゃん?~漫画と電話とチキン南蛮~』(光文社) 電電公社勤めの一族に生まれ、子どものころからお絵かきが得意だったアッコちゃん。利発でちょっとやんちゃ、子どもながら好みがはっきりしているアッコちゃんは、周囲の大人を振り回しつつ、宮崎の自然とのんびりした人々の気質にはぐくまれ時には鍛えられ、才能を開花させていきます。アッコちゃんの成長と日本の人気漫画の変遷をタテ糸に、電話の進化をヨコ糸に、昭和末期から令和までの著者の半生を“笑い”とともに綴ります。 profile 東村アキコさん(ひがしむらあきこ) 漫画家。1975年生まれ、宮崎県出身。1999年、「フルーツこうもり」でデビュー。『ママはテンパリスト』が100万部を超えるヒットとなる。自身の半生を描いた『かくかくしかじか』、映画化された『海月姫』(講談社漫画賞)をはじめ、『東京タラレバ娘』(米国アイズナー賞最優秀アジア作品賞)などメディア化作品も多く、同年代の女性の強い共感を得ている。2020年には『偽装不倫』でのウェブトゥーンなどへの功績で、芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞、『雪花の虎』でアングレーム国際漫画祭ヤングアダルト賞受賞など、先駆的な活動で日本の漫画界を牽引するのみならず、韓国、米国、フランスなど海外でも広く読者に支持されている。 取材・文/樋口可奈子 撮影/松蔭浩之