【巨人】阿部監督、同点弾の岡本和真に「4番が打つというのはすごく試合を左右する」…一問一答
◆JERA セ・リーグ 阪神1―2巨人=延長10回=(26日・甲子園) 巨人は9回に岡本和真内野手の9号ソロで同点に追いつき、延長10回に丸佳浩外野手の中犠飛で勝ち越し、逆転勝ちをおさめた。体調不良による出場選手登録抹消から最短10日で復帰した巨人・菅野智之投手が6回までノーヒットの好投を続けたが、7回に初ヒットを許し3連打で1点を奪われ降板。打線は阪神の先発・才木浩人投手に抑えられるなど8回まで無得点だったが、主砲の一発がチームを救った。9回に登板したドラフト1位ルーキー・西舘勇陽投手が、プロ初勝利を挙げた。巨人はこのカード勝ち越しで首位・阪神とのゲーム差を再び「2」とした。 【写真】9回、同点弾を放った岡本和真 【巨人・阿部慎之助監督の試合後のコメント】 ―延長戦の接戦を制した 「いやもう、勝てて良かったです。うれしいです」 ―粘り強く逆転した 「やっぱり菅野も病み上がりでしたけど良く投げてくれましたし、岡本の一本というのがすごく流れをこっちに持ってきてくれたなと感じました」 ―菅野は7回1死までノーヒット投球 「スライダーもカット(ボール)も制球良かったですし、要所で真っすぐもしっかりゾーン内で勝負できていたので、そのへんが良かったと思います」 ―船迫も好リリーフ 「ストライク先行はできなかったんですけどね、それだけなんですけど、結局は抑えて帰ってきたのでね、ナイスピッチングでした」 ―9回1死から岡本和真が同点ソロ 「打った瞬間、もう入ると思いましたし、チームもやっぱり4番が打つというのはすごく試合を左右すると思っていますから。非常に本人にとってもね、苦しんでもがいてたのを見ていたので、スッキリした一発になったんじゃないかなと思いますね」 ―延長10回はつないで丸の犠飛で勝ち越し 「本当にみんなでつないでね、つないでつないでっていう意識も見えたので、それで取れた1点じゃないかなと思います」 ―交流戦前ラストゲームを終え、ここまでの戦いは? 「なかなか打線が奮わないですけど、いつかは爆発してくれると思っていますし、こうやって僅差のゲームを取るってことも大事なことですから。そう簡単には打てないって分かったんですけど、みんなでつなぐ意識を持って泥臭く1点取りにいきたいと思います」 ―岡本和の一発でベンチの雰囲気が変わった 「変わりますよね。それぐらい4番の一打って大きいなって思いますよね」 ―岡本和が苦しんでいる期間の姿はどう見ていた? 「何とかしようと思って、その力みっていうのもあると思うし、それは僕も経験したことあるんだけど。やっぱり4番が打たないとと思って毎試合やるわけだから。きつかったと思うけどね」 ―監督から何か声をかけたりしたことは 「いや特にはないですけど。なんか今日、今年反対方向にいい打球が飛んでいなかったんですけど、一球あのライトライナー見た時に、ちょっと復調するんじゃないかなって思ったんですけどね」 ―延長10回、先頭の小林のヒットでの出塁が大きかった 「毎打席ああやっていってほしいですね。ああいう気持ちで。根性で出ろって、何でもいいから出ろって言ってたら打ってきたので、毎回言おうかなと思います」 ―西舘がプロ初勝利 「好リリーフして、おまけみたいなものですからね。この1勝を忘れないで欲しいですね」 ―甲子園で2年ぶりカード勝ち越し 「すごくうれしいですし、素直に、次も勝ち越せるように。敵地で勝ち越すって大きいことなので」
報知新聞社