【見て楽しむWatches & Wonders】タグ・ホイヤー モナコの新作が最高傑作と称される理由
最新コレクションは、レッドとブルーの2色のカラー展開
タグ・ホイヤー モナコ スプリットセコンド クロノグラフは、メゾンがもつレーシングスポーツのDNAに着想を得たダイナミックでスポーティなレッドと、 初代モナコのオリジナルカラーに敬意を表したクラシックでタイムレスなブルーで登場。 時計の魂が宿る中枢への入り口であるケースバックは、全体がサファイアガラス製で、内部に納めたTH81-00機械式スプリットセコンドクロノグラフキャリバーの複雑な全容を余すところなく見ることができます。 透明なケースバックは、ローターが浮いているように見える独創的なデザインで、時計の洗練された構造を際立たせています。 ローターはタグ・ホイヤーを象徴するシールド型に造られていて、サテン仕上げで、力強いレッド、ブルーのグラデーション塗装を手作業で施していますが、 これはタグ・ホイヤーのタイムピースのなかでも極めて限られたタイムピースにのみ採用される象徴的なデザインです。 センターブリッジにはタグ・ホイヤーのシンボルであるチェッカーボード模様を施し、サテン仕上げのテンワブリッジの面取り部分はポリッシュ仕上げで、すべてが手作業で造られています。 サンドブラスト加工の表面とポリッシュ仕上げのスクリューがさらに、ムーブメントの仕上げに注がれた熟練のクラフツマンシップを際立たせています。 ダイヤルもやはりサファイアガラス製で、機能性と美しさが調和。透明なキャンバス地ともいえるこのダイヤルは、その奥にある精巧な機構を見せると同時に、正確に計時する確かな視認性も実現しています。
梶井 誠