「モーニングショー」、玉木雄一郎氏ら反論の「103万円の壁」問題には26日も触れず
国民民主党が主張する「年収103万円の壁」の178万円への引き上げをめぐり、玉木雄一郎代表(役職停止中)や榛葉賀津也幹事長から、23日の番組放送内容に苦言を呈されたテレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)は、24、25両日に続いて、26日もこの話題には触れなかった。 【写真】「モーニングショー」に苦言を呈した玉木雄一郎氏 「モーニングショー」では23日の放送で「103万円の壁」引き上げについて、パネル企画で特集。政治ジャーナリスト田崎史郎氏が解説で登場し、「103万円の壁」引き上げについて解説。178万円引き上げを主張する国民民主が12月17日の自民、公明との3党協議で、与党が前回協議と同じ123万円を提案したことから席を立ったことに、田崎氏は「勇み足」「自民は当日、123万円より上で譲歩の余地があった」とコメント。20日に3党の幹事長会談で協議の継続が確認されたが、この会談のセットをめぐっても「表では自民党が国民民主党に呼びかけた形になっていますが、与党関係者に聞きますとあくまで国民民主党側から泣きが入り、自民党が国民民主党が振り上げた拳の落としどころをつくってあげた」などと指摘した。 玉木氏は23日の放送後、自身のX(旧ツイッター)で、番組内での発言を念頭に「国民民主党が『協議再開を与党に泣きついた』とか『財務省から出てきた財源の試算にあわてている』などと一方的に報じるのはバランスを欠いていると思いますし、悪質な印象操作だと感じます」と反論し、「せめて違う意見を反論できるコメンテーターか、私でもいいので番組に呼んでいただけないでしょうか」と呼びかけていた。 榛葉氏も同日、玉木氏の投稿を引用し「あまりにも酷い報道。呆れました…」とつづっている。